kirito

エデンの東のkiritoのレビュー・感想・評価

エデンの東(1954年製作の映画)
3.5
【昔の映画ってやっぱり「味」がある】

原作「エデンの東」の実写化。
双子の兄弟キャルとアラン、そして父アダムの物語。
次男であるキャルは父アダムは自分のことを愛してくれていないとおもっていて…

この「家族の愛」って本当に難しいんだなと思わされます。
すれ違いにつぐすれ違い。
血も繋がってるし全幅の信頼をおける一方で他人よりもつらく当たってしまったり、だいたい一度はある経験だと思います。

お父さんに認めてもらおうと必死のキャル。
でも、どうしても裏目に出てしまう。

親の愛って本当に必要ですよねT_T
アロンの彼女アブラの「愛がないと心がねじれてしまう」というのは本当だと思います。

気になったのは冒頭のキャストの字幕。
風景の色と同化してるよ!
と突っ込みたくなった笑
昔の技術だと仕方ないんだろうなぁ。

あと昔の車も運転大変だったんだなぁと改めて実感し、歴史のかほりを感じていました。

今作は
ハッピーエンドもバッドエンドもどちらもありえると思いましたが、結末はなんともいえない終わり方。
嫌いじゃないですけどね。
しかし、やはりこの映画祭に選ばれるということは名作なのでしょう。
一度は観てもいい作品かもしれません!

ところでこの主役の「ジェームズディーン」は24歳の時に事故で亡くなったそうです。
芸能活動は4年間と短かったが、とても有名な俳優さんだそうです。

〜おまけ〜
流石に年齢層が高かった。

昔の映画はエンドロールないんですね。
歴史を感じるため旧作に触れることも大事◎
2015.9.18
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