TRT421

エデンの東のTRT421のレビュー・感想・評価

エデンの東(1954年製作の映画)
4.5
初見

さて
どこから書こうか。。

ストーリーは
第一次世界大戦 米国参戦前
愛に飢えた父子家庭のキャル
仕事に一途で 聖書に真実を求める父
兄とそのフィアンセ
そして死んだ母
その中で報われないキャルの運命やいかに

なんて言う映画だ。。。

どうやって脚本を書くのだろう

本作の見どころは
ヒューマンドラマのはずだ
しかし、
それを凌駕する
ジェームズディーンの
圧倒的な存在感

計算し尽くされた演技

そこから放たれるものは
憂い 孤独 よわさ
寂寞
渇望
優しさ はに噛み
ピュアな心
そして悪魔のような邪悪さ

ミラーボールのように
一瞬にしてさまざまな感情を解き放つ

その光は脆く はかない
しかし見る者の
心の中に差し込むように
澄んでいる

本作を見ながら
思い起こす

ブルースリー1940-1973
リバーフェニックス 1970-1993
ヒースレジャー 1979-2008
そして
ジェームズディーン 1931-1955

享年24歳

24年の人生

主役として活躍したのは
わずか半年

それを思うだけで張り裂けそうになる

今更ながら
唯一無二の存在だったと改めて思う

公開は1954年
戦争が終わり10年たらず
復興
家族の絆
憎しみ合いのない平和を
願う作品

同じ頃 イタリアでは
「道」や「鉄道員」が公開される
戦争で家族や友人、知人を失った
悲しみをぬぐい
経済を軌道に乗せ
人間性を取り戻そうと
もがいていた時代だったのだろう

強いだけが男では無い
時代の流れが変わった


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下 唯一無二 白 顔
  右上から左下へのラインが
  おしゃれ泥棒の帽子のラインと並行
右 青
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