まめだいふく

チャンピオンズのまめだいふくのレビュー・感想・評価

チャンピオンズ(1984年製作の映画)
3.0
 花形ジョッキー、ボブ・チャンピオン。彼は名馬アルダニティに騎乗し、最高峰の障害レースであるG・ナショナルに出走し、優勝することを目標にしていたが、ある日、医者からガンを宣告される。
 それでもなお夢をあきらめず、完治を信じて苦しい闘病生活を続けるが、その最中、アルダニティがレース中に骨折するというアクシデントが起こる。
 これは、名ジョッキーと名馬の奇跡の復活を描いた、紛れもない真実の物語。

 主人公のボブを演じているのは、今は亡き名優ジョン・ハート。
 競走馬アルダニティはアルダニティ自身が演じている。

 たとえフィクションであるとしてもドラマチックと言えるこの物語を決して大げさにせず、淡々と描いている。なので、なんとなく物足りなさも感じた。ボブの闘病生活にはがっつり時間を割いているのに、馬の骨折なんてあっさり「もう大丈夫」なんてことになるし。

 あと気になったのは、ボブの恋人の見た目が若すぎる点。ボブと並んでると、はっきりいって親子にしか見えない。ボブが老け顔なのか、恋人が若作りしているのか。実際の年齢はどうだったのだろうか。

 しかしまあ、クライマックスのレースシーンは見応えがあった。何といっても出走馬40頭、距離7200mの障害という地獄のようなレース。次々に転倒、落馬していくジョッキーたち。もう騎手を乗せてないのに、必死で障害飛び越えてる馬もチラホラ。なんてカオスなレースだ。
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