ブタブタ

数に溺れてのブタブタのレビュー・感想・評価

数に溺れて(1988年製作の映画)
4.0
イメージフォーラムで《ピーター・グリーナウェイ:レトロスペクティブ》をやるそうだけど『エイゼンシュテイン・イン・グラナファド』ラインナップに含まれず。(まあレトロスペクティブ何だから致し方なし)
僕の勝手チョイスなら『ZOO』『コックと泥棒その妻と愛人』『英国式庭園殺人事件』『ベイビー・オブ・マコン』『プロスペローの本』の5本だろうか。
『数に溺れて』がラインナップに入ってる。
夫を次々に殺す母娘三世代妻による謎の連続溺死殺人なれどストーリーは例によって重要でない。
何故か場面ごとに数がカウントされていく。
夫殺しを疑う人々VS三母娘による
《善悪の綱引き》で決着を付けるって意味不明なれどそこがグリーナウェイたるところ。
とにかく映像と美術。
最近再び盛り上がる?グリーナウェイ。
アリア・スター、ヨルゴス・ランティモスへの影響大なのはさも有りなん。
グリーナウェイと言えば必ず思い出すのは90年代バブル末期の池袋と渋谷、リブロ文化。
デレク・ジャーマンと言えば渋谷アップリンクでグリーナウェイと言えはシネマライズ渋谷だった。
そしてホドロフスキーの数十年ぶりの新作『サンタ・サングレ』が公開されたりした。
渋谷のアップリンクもシネマライズももうない。
イメージフォーラムでグリーナウェイ・レトロスペクティブ見たい。
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