ちろりと聞いた話では脚本なしで取られたという本作。以前から一度見てみたいと思っていました。
ストーリーはアウトローの世界に同時期に入った5人の男達の物語。
冒頭で唐突に5人のうちの1人、ウーの妻の元を訪れる二人組、「ウーはいるか?」「いない」
入れ替わるようにまた別の二人組が訪れる。そしてまた同じ問答。
無論彼らこそが、かつては肩を並べて生きた5人の仲間たち。
しかしながら来訪の目的は、全く逆のもの。一方はボスの命令でウーを殺しに、一方はウーを守りに。
ボスがやれといえば絶対のアウトローの世界で、彼らはどうなるか。
ラストシーンの扉が閉まる瞬間に震えます。あぁやっぱりと。
ウエスタン映画を意識しているかなと思わせるような音楽。
4人並んで歩くシーンには、思わず大好きなワイルドバンチのラストシーンを重ねてしまった。
彼らは友との約束を守り、死にに行くんだ、そう思ったら自然、涙がこぼれる。序盤多少中だるみする印象はあったものの。中盤の展開は読めなかった。
久々に熱くなる映画を観ました。