生涯の名作ここにあり。
ジョニー・トー作品の中でもNo.1、全映画の中でもトップクラスに好きです。
追われる主人公、それを守るマフィアと追うマフィア、気付けば5人が追われながら文字通りこれまで培った友情を育みなおし、また最後の青春を送る。
一つ一つの他愛もない会話、またシーンがむちゃくちゃ映画的に刺さってくる。なぜかジョニー・トー作品だと、こんなことありえないっしょ、みたいなことも、別にいっか、なんなら、こういう映画的シーンがいいんだよ！！（缶を打ち続けたり、ね）となってしまうのは贔屓目すぎるかもしれない。
男子校的友情（積極的な女性蔑視や排除というニュアンスはないです。悪しからず）という文脈においては最高傑作。
女性の視点ではなんか、仲良く自滅してんな？となって冷めて見れてしまうのかもしれないけどね。
でも、このキャッキャと無邪気に過ごせる日々が永遠に続いたら良いのに、がいつの世も願いですよ。結果的にこの作品の中でもその日々は1-2日なんだけど、死の緊迫感と相まって瞬間最大風速としては最高の輝きに見えました。それだけで僕は素晴らしく感動したのです。
満点！！！！！！
