しょうた

エグザイル/絆のしょうたのレビュー・感想・評価

エグザイル/絆(2006年製作の映画)
4.0
かっこいい…カッコよすぎる…なんで映画館で観なかったんだと後悔しました。

男たちの挽歌の銃撃戦と人情、インファナルアフェアの映像美と義理…そ部分うまく組み合わせたような香港ノワールの最高傑作。

舞台は中国への返還間近マカオ。かつて仲間だった5人の男は組織裏切った者と、組織を裏切った者を殺すように命じられた者、その男を守る者とそれぞれ立場置かれていた…。

ストーリーの起伏はそんなにないけどノスタルジックな映像美、スローモーションを多用した激しいガンアクション、それ加えセリフ少なめの男たちのカタルシス…すべてまとめあげて独創的な最高の香港ノワールを完成させてる。

カッコイイけど少しドジ…怒鳴りあったら次は笑いあい、殺し合いしてたらいつ間にかご飯食べあったりと…男たちの時に熱く、時に微笑ましい友情のやりとりが楽しくて各々キャラ生き生きしてインパクト与えてくれる。

特にアンソニーウォンは流石の安定感ある存在感。たださえ濃い顔して怖いんだけど時折笑顔は豪快ながら微笑ましい。ギャップ感ある演技はたくえつしていたね。

鑑賞後はすごく余韻に浸りました。この映画は写真使い方がうまい。思わず学生時代のアルバムを引っ張り出して眺めて、あの頃熱かった気持ちを思い出しました。
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