生家はそこそこ金があるがボンボンで甘ちゃんで甲斐性がなくて、食い物にされて結局ボコボコにされてしまう。閉鎖的な世界から逃げられない。口ばっかりで救いがない奴だけど高良健吾が演じると透明感があるので汚らしくならない。大森南朋もよかった。
つい最近、録画しておいた「殺意~ストリップ・ショウ」という舞台を観た。鈴木杏の独り舞台で時々ガウンを羽織ったりはするけど基本的にストリッパーの衣装で腹筋が割れていた。この映画での鈴木杏について「ストリッパーに見えない」という批判がそれなりにあったような気がするけど、彼女の役はポールダンサーだ。海外のポールダンスでは驚異的な身体能力を見せるものがある。この映画の時はまだそんなに鍛えに鍛えた感じではないけど、そこが良いのかもしれない。