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夢のハワイで盆踊りのKEIのレビュー・感想・評価

夢のハワイで盆踊り(1964年製作の映画)
4.7
「いろはとアロハ あなたと私」。

人生で一度も聞いたことのないフレーズ、「夢のハワイで盆踊り」。タイトルに惹かれて東映オンデマンドで鑑賞。東映で松竹っぽい青春ドラマを作ってた。微妙に戦争の影響も。
母親想いでハワイに行く理由が割と深刻な主人公・舟木一夫よりも目立つのは、白をベースとしたスーツ姿に蝶ネクタイ、英語と広島弁が混ざった口調の笠智衆。加藤治子との再開シーンの構図が小津っぽくなるのは笑った。割と身勝手な役柄だけど。
笠智衆と北竜二、直接共演するシーンはないけど小津っぽい。舟木一夫の友人が高橋元太郎と堺正章。10代目桂文治が2代目桂伸二時代に出演。

最後の電話のシーンの加藤治子と笠智衆が良かった。4人で主題歌歌って、「いろはとアロハ~」の時にみんなで笠智衆を見るのも良かった。ちょっと予想してなかったけど、凄く良い作品だった。
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