RIO

パリ空港の人々のRIOのレビュー・感想・評価

パリ空港の人々(1993年製作の映画)
4.0
とっっても良かったです

到着した空港で入国審査のための長蛇の列に並ぶ人
1人だけ靴を履いてない姿が絵になるジャン・ロシュフォール
フランス生まれのカナダ人で住居はイタリア それに妻がスペイン人と複雑にこんがらがってる

アルチュロ⭐️ゾラ
全てを盗まれて大切な人たちと出会えたアルチュロ

待合室の立ち入り禁止の小さな部屋で足止め中の人達との出会い
ただ長椅子で待ってるだけではなくて大忙し
奥さんへのプレゼントをずっと抱えているのが何とも心細さを醸し出してた

アルチュロがゾラにパリの街を説明する
訳ありでフランス内に入れない彼らの頭の中に広がるパリの街並み

空港には国が存在しない

大晦日のパリは涙の光りで潤んでる
1人ずつの胸のうちに縺れる思い出
祖国に帰りたいみんなのハートが熱かった
どれもこれも大事なシーンと台詞でした🐇弁証法的ストーリー
ラストの音楽もとても素敵です


「ラ・ノスタルジー*望郷の詩」アレクサンドル・チャンストキェヴィッチ
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