映画好きなねこ

17歳のカルテの映画好きなねこのネタバレレビュー・内容・結末

17歳のカルテ(1999年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

自殺を図ったとして精神病院へ入れられたスザンナ。そこでカリスマ的存在のリサと出会う。病院内の人と触れ合い、己と向き合う事でスザンナは少しずつ成長していくといったストーリー。
精神病院が舞台なので色んな闇やトラブルは垣間見得るんだけど見終わったあとはそこまで後味悪くない。正常と異常なんて本当にものさしじゃ測れなくて、じゃあ何を基準に私は決めてるんだろう?私は正常だと思っているけどある人から見れば異常なのかもしれない。「普通は〜だよね」って考え、言い方は個人的にあまり好きではなくて。(その普通って何が基準なの?って思うしその言葉を用いて差別化するのが嫌)でも「え、そんな事ありえない」って思う自分がいるのも確かで。何か色々ぐちゃぐちゃと考えて結局答えは出ない…。

リサは死んでいるとスザンナが言うけれど確かにリサは達観しているというか、もがいている様子がなくて全てを諦めているそんな印象。でもラストの泣きながらの告白はリサが内面ではもがいていて生きたがっている証拠な気がした。スザンナとリサは再会出来たのかな…。