トケグチアワユキ

鉄騎兵、跳んだのトケグチアワユキのレビュー・感想・評価

鉄騎兵、跳んだ(1980年製作の映画)
4.0
原作はその後ミステリー/サスペンス/時代小説などで活躍する佐々木譲。この映画原作となった小説がデビュー作。
映画を観て、そこそこおもしろかった記憶はあるが、観たこと以外何も覚えちゃいない。
それより、映画を観たあと原作を読んで、そこからいまに至る長い長い佐々木譲の小説との付き合いが始まったことに、わたしにとっての最も大きな価値がある。
初期ジュブナイル小説から、第二次大戦を舞台にしたサスペンス、幕末から維新後の政府を描いた時代小説、純愛ロマンスもスリラーもあり、大好きな作品ばかり。
どの作品にも揺るぎないリベラルな姿勢が貫かれ、最も信頼する作家のひとり。
そういう意味でこの映画を観てほんとによかったと思っている。

いま改めて情報を見て、石田純一主演だったことを知った。それさえ覚えてないって、いいかげんだなー。