憎まれ口と血痰を吐きまくり世をはかなみながら愛車1972年式グラン・トリノの整備に明け暮れる孤独な老人。
身内からも疎まれ迫害され誰とも判り合えずイクトシか。
このまま寿命を迎えるはずだったジジイにまさかまさかの晴れ舞台(喜!)が舞い降りる。
人は何のために生きるか?
人はこの命題に答えを出し切れぬまま、ぼんやりと燻り(くすぶり)息絶える。
コワルスキー爺さんは気付いたんだよ。他人の求めに応じ、感謝される事。
相応の対価をいただく事。
これこそが幸せなんだってな。
新鮮さはないが真理はある。
爺さんとタオくんのストーリーは始まったばかりだよ。