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グラン・トリノのKKのネタバレレビュー・内容・結末

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

クリント・イーストウッドの"男"の定義が詰まってる。老後の人生は災難だ。そうして不貞腐れているクリントおじいちゃん。口も悪ければ思想も偏る。そんな腐ったおじいちゃんがアジア人少年との出会いで変わっていくのがなんともいいよね。
フォード車とライフルは男のロマンなんて勝手に思ったりして。実際そういう部分が詰め込まれた作品なので観ていて飽きない。主人公の姉・スー役の女優さんの演技も折り紙付き。
印象的なのはやはりラストシーン。影で倒れるクリントおじいちゃんを見せる技法にはベタかもしれないけど心が痛んだ。同時にカッコいい生き様みたいなのを教わった気がした。
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