ヒメ

グラン・トリノのヒメのネタバレレビュー・内容・結末

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

監督 クリント・イーストウッド

過去鑑賞。

温まる系映画といえばこの監督さん。
え、激重じゃん!て言われたことあるけど。
2度め観れないのもあるけど。
いまはラブアンドピースだなっておもえる

1度めは
ふーん、自分が監督・主演をやると結局
一番かっこいい役をやるんだな
ラスト主人公がしんでしまうのにがて。

2度め。もしかして3度めは
実家でパンフレットを見つけたとき。
《この映画はベトナム戦争で
傭兵として雇われアメリカのために戦い
その後も難民として苦労を強いられてきた
世間にはあまり
知られていない“モン族”の歴史や
真の姿を描きたかった作品》
とゆう内容のことを初めて知って。

もう俳優業は控えようと思っていた
C.イーストウッドが
新人ニック・シェンクの脚本を読み
深く共感し監督と主演を決めたのだとか
本人曰く
「主人公ウォルト・コワルスキーは
私を思い浮かべて書いたのではないか
と思うような男」

愛する妻にいかれてしまい
悲しむひまもなく
虚飾に満ちた息子たちや
礼儀知らずの孫、懺悔をしなさいと
神父に言われる毎日に、
うんざりしている主人公
❨神父さんはウォルトを真剣に
心配している❩

本当の家族とこんなにも合わないなんて
とても悲しすぎるけれど
マイノリティ同士がぶつかり合うこの町で
しきたりや伝統を重んじる義理堅く
純粋なモン族たち家族と
次第に心を通い合わせていく
ウォルトを見ていると
人種や風習は人とのつながりに
問題ではないと
とてもシンプルなことを教えてくれる

ラストだけど、
神父さんはウォルトの奥さんから
頼まれたとゆう義務もあるけれど
戦争で心を傷つけたウォルトの心を
楽にしてあげたかったのですよね、
ウォルトがやっと懺悔をしに行ったと
思ったら
「パーティのときに妻に内緒で奥の部屋で
ある女性と...」
「実は税金払ってないやつあって…」
ここわらうw
懺悔って、何でしょう。
キリスト教徒ではない私には、
わからない。
神父さまの、「はい赦します」とゆう
言葉では無い、とゆうウォルトなりの
監督なりの【正義】だったとゆうのは
個人的解釈。
かっこいい。
かなしいけどかっこいい。

C.イーストウッド監督は同じ役をやるのが
嫌いだそう
煙草嫌いなC.イーストウッド監督が
ヘビースモーカーの役をやったり
実息子にほんとしょーもない「腰抜け」の
端役の、かっこわるい役をやらせたり
差別語をばんばん使い
床屋の主人と、
テオに「大人の挨拶」
レクチャーする場面、
面白い監督さんだなとなった。
他の作品も観てみたいとなった。

メロディを思いつくとピアノで弾いてみる
とゆう音楽好きの、
監督の歌声がさいごに聴けます。
ヒメ

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