どらこ

グラン・トリノのどらこのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
3.3
THE・良い映画って感じ。
妻に先立たれ、いるのは財産目当てで寄ってくる息子家族しかいない、孤独な老人の物語。

イーストウッドの演技力と顔、表情がよりリアルな「頑固ジジィ」を演出している。こういうジジィいる。マジでよくいる。

身内ですら信用しないジジィが、異国の隣人たちと親交し、徐々に心を開いていく過程がすごくよく描かれている。

東洋DQNグループのリーダーが仮にも身内である東洋一家に対してあそこまで執拗な嫌がらせをするのは少し謎。
あの少年を仲間に引き込むのに固執するのも謎。スケープゴートが欲しかったんだろうか….
しかしまぁ隣人があの異国集団だったらすぐ引っ越しますわ、、毎日料理持ってこられるのは精神的にしんどい…


ラストシーンのグラントリノを町で走らせるところは今までの思い出がフラッシュバックしてきて泣きそうになる...

メイキングではキャストがそれぞれ乗りたい憧れの車を紹介していく。
何人か日本産を言ってくれて嬉しかった

良い映画だったし名作扱いを受けるのも納得なんだけど、どこか退屈な映画だった。
面白さ自体は...まぁなんというか、普通の作品。
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