よりとも

グラン・トリノのよりとものレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
3.4
□見たきっかけ
フィルマークスで高評価だったから

○良かった点
・何より次の展開が予想つかず、常にワクワク感があった。タイトルのグラン・トリノとは想像つかないストーリー展開で、いい意味で裏切られた感じ。
・気難しいじいさんが町の平和を守っている感じが渋くて良かった。
・タオとの交流を通して、ウォルトが心を開いていくのが良かった。
・ギャングに報復するためにどんな作戦をとるのか、すごくワクワクした、
・グラン・トリノという車種をタイトルにしたのが良い伏線だった。特典で言っていたか、ウォルト自身が骨董品のようで渋いグラン・トリノのような存在らしい。単にグラン・トリノが最後どうなるという話ではなくて、ウォルトの生き様を体現したものだと聞いて納得した。

△気になった点
・アメリカではよくあるのかも知れないが、主人公のウォルトの住む周辺にアジア系がたくさんいるという状況にピンとこない。
・ウォルトがタオにあれだけ心を開く理由がよくわからない。そもそもタオの顔があまりに凡人顔過ぎた…
・タイトルがグラン・トリノなのにウォルトとグラン・トリノのエピソードとか、思い出がないのかいと思った。グラン・トリノが出てくるシーンも少なかった。
・ギャング報復の作戦が、なんともご都合主義だった。自己犠牲という美談にはなるが、普通に考えてみんなして撃ってくることなんかない!と思った。失敗したらどうしてたんだろと思った。
・ラストでタオがグラン・トリノに悠々と乗るシーンでイラッとした。そこにもう一つ仕掛けが必要だったと思う。
・エンドロールで流れるグラン・トリノの歌がダサい。
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