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コナン・ザ・グレートのmegurosのネタバレレビュー・内容・結末

コナン・ザ・グレート(1982年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

カルト教団に一族を皆殺しにされた少年コナンは、奴隷として製粉機を押している内にムキムキな大人へと成長。奴隷状態から逃げ出したコナンはコソ泥で捕まるが、処罰される代わりに王様の命を受けて姫を助けにカルト教団に潜入することに。教祖は自分の親や一族を殺した仇でもあり、同時に自らの復讐をも果たしにいくという話。主演のシュワルツネッガーはラジー賞で主演男優賞を取っている模様(すごい分かる)

ゲーム・オブ・スローンズにゴースト・オブ・ツシマ的なモンゴル要素が混じった美術衣装が面白く、潜入時の迷彩ペイントや教団戦士の仮面なども後の格闘ゲーム等に強い影響を与えているように思う。

※コナンはキンメル族であると語られるが、キンメリア人というのは紀元前9世紀に南ウクライナの遊牧騎馬民族とのこと(原作ではコナンはアトランティス人の末裔でもあるらしいが)。

エキストラや音楽にもお金が掛かっているようだが、コナンが磔にされてキリスト的に生き返る展開が特に凝っていて良かった。コナンの全身には耳なし芳一のような呪文が施され、実写に重ねるアニメーションの形でコナンの命を奪いにやってくる死神の様子が描かれる。

監督脚本はジョン・ミリアス。脚本にはオリバー・ストーンも参加していて、皆んな若い頃には色々やってたんだな...。
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