Leo

ホワイト・クリスマスのLeoのレビュー・感想・評価

ホワイト・クリスマス(1954年製作の映画)
4.0
50年代、ミュージカル映画、クリスマス、、、この映画のパッケージから、誰がアメリカ人の「戦後」を思い浮かべるでしょうか。国際派の日本人はこの映画を観て、アメリカ人のことを分かってあげられていなかった、と思うはずです。

週末は土曜日にしかDVDルームが開室していない図書館を利用している人は、24日が土曜日の年に観るのがおすすめ。

"Why does it matter, they're both famous."

"We're doing this for a pal in the army."

"This is cozy, boy girl, girl boy."

"excuse me, I'm on K.P."

"Well... not untill it's absolutely necessary."

パイオニアLDC(株)から80年台半ばに発売されたレーザーディスクには、野口久光という映画評論家の手によって85年に書かれた批評文が付いているのですが、その日本語が面白い。
「ホテルをドロンし、」
「ホテルのオウナー」
「ご恩がえし」
平成の日本では失われてしまった表現や、6,000円近い映像資料には記されないだろう自由な表現の一端を垣間見ました。
80年台の日本語が一番自由に見えます。
Leo

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