ゆきゆき

ガルシアの首のゆきゆきのレビュー・感想・評価

ガルシアの首(1974年製作の映画)
4.0
乾いたメキシコの風景、銃弾と血が飛び交うバイオレンスさ、一攫千金を夢見て泥沼にハマり破滅へと向かって行く男。いやー好きな映画ですね。

主人公たちが執着するのは、すでに死んだ男の首というのが面白い。面子というあやふやなものの為に何人もの命が消えていく。劇中には写真でしか現れないが、こいつのせいで殺し屋、不良に、愛した女、家族まで死んでいくんだから罪深いったらありゃしない。子供の誕生ですら希望ならない無情さ。

たかが首、されど首・・・。
ゆきゆき

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