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ガルシアの首のxoのレビュー・感想・評価

ガルシアの首(1974年製作の映画)
3.8
賞金首(文字通りの生首)を追う男女ふたりのロードムービー。でもふたりは仲睦まじいわけではなく、ボロボロの関係で進んでいく。

主人公男の彼女に対する複雑な心境や、二人の微妙な距離感がよく表現されている。
愛情とは相反する不信感や憤り。言葉では「愛している」といいながらも心では。。

中盤以降に大きな展開があり、その後はスリリングに物語が二転三転。任侠映画を思わせる展開へ。

他作と比べると激しいアクションが希薄なぶん、内省的な向きが強い。個人的にはかなり好み。
酒浸りのしがない人生、女への愛情と不信・嫉妬心。一攫千金にすがりつきたい想い。それらは痛いほど理解でき、だからこそ、終盤の展開にもグッときた。
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