じゃいろ

ガルシアの首のじゃいろのレビュー・感想・評価

ガルシアの首(1974年製作の映画)
3.8
サム・ペキンパーらしい乾いていながら迫力がたっぷりある銃撃戦や人格者とは言えない登場人物達のロードムービー要素など娯楽的で面白い映画だった

開幕早々服を脱がされ腕の骨を折られたり、酒場で男を誘っただけで顔面を殴られたり、男だけでなく女にも容赦なく暴力が発生する世界観が誤解を恐れず言うとすごく好きだ
タイトル通り"ガルシアの首"を求めて各々が旅をしている時も男と女の関係性より、男同士の所謂ブロマンス要素が強く出てるのが良かった
ガルシアの首に向けて喋りかける主人公は狂気的なんだけどどこか寂しい男の影が見える

ラストにかけては本当に主人公がかっこよくてこれぞハードボイルドといった展開だった
だからこそあの突き放した終わり方が堪らなく良い あそこでエンドロールに入るのはあまりにも入り方がかっこよすぎる
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