⚪概要とあらすじ
チョウ・ユンファ&ジョディ・フォスター共演による、古典名作「王様と私」のリメイク。
19世紀中頃、シャムのモンクット王の依頼で、王子たちの宮廷教師に赴任したアンナ。異文化に戸惑いながら新生活をスタートした彼女は、王と衝突しながらも彼との心の交流を深めてゆく。
⚪キャッチコピー
“総製作費90億円!「タイタニック」級のスケールで魅せるスペクタクル超大作!”
⚪感想
実在の英国人女性の体験記を史実に沿って描いた作品。
チョウ・ユンファの出演作品を見ていたら記録していなかったのに気づいたので。
この作品はミュージカルの方のイメージが強くてチョウ・ユンファがずっと渡辺謙さんに見えていた。頭も渡辺謙さんと一緒でツルツルなイメージだったけどそこそこ髪が生えていた。
総製作費90億円だけにセットや衣装がとにかく豪華。しっかり当時を調べて再現されているそう。エキゾチックな宮殿。
今作や『羊たちの沈黙』でのジョディ・フォスターは若々しくて美しい。
ルイがトム・フェルトンでマルフォイだったことに今更衝撃を受けた。めちゃくちゃ可愛い。
当時のシャム国の現状を描きながら少し笑える要素多めで感動もできて素敵な作品だった。
正直観たことないけどミュージカルの方が面白そう。
⚪以下ネタバレ
夫を亡くした英国人のアンナは息子を連れ、家庭教師としてシャムへ訪れる。自国とシャムを比べ、王には物怖じせず接する。アンナの授業は幅広く分かりやすく皆の警戒心も解けていき馴染んでいく。
アンナの短気ってわけではないけど思ったことはしっかりと伝え、物怖じしない姿勢は凄く好き。
王とは直接話していけないみたいなシーン面白かった。
チュラロンコーン皇太子が最初は反発するけど段々とアンナを信頼し、様々なことに興味を持って成長していくのが面白かった。
ルイとの喧嘩後にアンナが反省の言葉を書かせようとしたけど言うことを聞かず、甘やかされて育ったので王に助けて貰えると思っていたら助けて貰えず慌てて反省の言葉を描き始めたのが割と素直でいいなと思った。
奴隷についてのシーンや故郷に恋人を残してきた側室の女性の物語も良かった。
王は植民地の阻止のために豪勢なパーティーを開く。そこで王とアンナはダンスを楽しむ。
その後、王の息子がシャムを統治する。
史実だけあってかアンナと王の恋が実らないのが切ない。
⚪鑑賞
大学の授業で鑑賞。