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デトロイト・メタル・シティのcamusonのレビュー・感想・評価

3.7
原作マンガは、一時、長澤まさみがファンとかで、
マスコミにも取り上げられていた時期があり、
たぶんそのときに購入したと思うのですが、
たまたま、ベタな設定以外に個人的に驚かされるところがなかったのか、
最初の1、2話程度を読んで放置していたような気がします。

こないだテレビを点けたら映画を放映していたので見てみました。

松山ケンイチ演じるクラウザーは思いのほかよかったと思うのですが、
素顔になった松山はキモく、あまりリアリティのないキモさなので、若干引きました。
素顔の松山の歌は、突き抜けていている分クールで、それほど酷いものでなかったり、
また、素顔の松山以上に鈴木一真がキモかったりと、
どこまで狙っているのか、狙いを外してしまっているのか、
わかりづらい作品だなと感じました。

とはいえ、終盤の盛り上がりは、なかなかのもので、ばかばかしくも楽しめました。
特筆すべきは、松雪泰子で、こんな人絶対にいないけど
いたら面白いと思わせる役作りは新境地ですね。男前です。
また、宮崎美子は笑顔だけで貫禄の演技をしていて感心しました。
加藤ローサは劣化することなくかわいいですね。
リチャードホール以来、見かけなかったので一安心(こっちが見てないだけですが)。
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