DJザック(T・ウェイツ
ポン引きジャック(J・ルーリー
イタリア人 ロベルト(R・ベニーニ
白黒、画は水平に移動し、あまり人気のなさそうな街を映していく、最初から味があるといか懐かしいというか。
二人の男が冤罪で刑務所に、そこに英語をあまり話せない謎のイタリア人も加わり、始めは息詰まる退屈な檻の中がいつの間にか面白い部室になっている不思議さ。
脱獄、川の中、森の中をさまよい、やっと見つけた小屋の中は元いた檻のよう。さらにさまよいお腹はすく。
三人の男たち、けっして仲が良いわけでも結束が固いわけでもない。噛み合わないし、いつ別々になってもおかしくはない。
そして謎のイタリア人が出逢う奇跡、ザックとジャックの最期の三叉路。右か左か、どっちでもいい、あの場所に立ってみたい。
ギクシャクした男たちの会話と珍道中に観ているほうも戸惑い、なんとなく可笑しくなってしまう愛すべき作品です。
(メモ)
・約10年後にロベルト、ニコレッタがライフイズビューティフル。
・都合つかずナイトオンザプラネット観賞できなかった残念
・後日観賞できたミステリートレインで連続ニコレッタのワキ