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ぼくの小さな恋人たちのNのレビュー・感想・評価

ぼくの小さな恋人たち(1974年製作の映画)
3.3
おばあちゃん以外全員、諦念と窮屈さで目が死んでいた

暴力、性欲、持て余したものの発散の仕方がわからず導いてくれる人もいないまま、鬱屈として少年時代を過ごすダニエル
時代性が反映されてるんだろうけど、70年代フランスってまじでこんなに暗かったんだろうか

ショットについても、人を映すと同時に「去った後」の空間を映すショットが多くて、余計にわびしさが増していた

ブレッソンの映画を思い出したけれど、ブレッソンにはまだ一抹の華やかさがあったかもしれない
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