ユスターシュの少年時代、同情すら拒むような過去の自分を投影しているようだ。辺りの煌びやかな自然や陽気とは対照的にイメージを裏切りどうしようもなく暗い作風で戸惑う。この無味無臭な空気感がママと娼婦では…
>>続きを読むダークサイド版『大人は判ってくれない』と称したかったが、よく考えてみるとそっちもなかなかブラックな内容だった。とはいえ、両者は異なっている。そして、あの作品では描かれなかったモノが、本作では余すこと…
>>続きを読むめっちゃいい!ザ・映画だと思った。まずタイトルがいい。そして圧倒的な文化と価値観の違いを感じる。おフランスでエッフェル塔が建造されてる時、ニポンではざんぎり頭だったんです。文明開花をまざまざ見せつけ…
>>続きを読む◯ユスターシュ監督最後の長編。監督の少年時代を描いた自伝的映画。同じく自伝的映画の『ママと娼婦』の主人公の少年期だと見るとなおさら面白い。
◯母親の抑圧から進学を奪われ、地元を離れることになった少…
祖母とフランス南部の小さな村ベサックに住む13歳の少年ダニエル。自転車、サーカス、映画、そしてかわいい街の女の子たち。恋人を連れた母親に引き取られたダニエルは、学校の代わりに修理工にさせられ、…
>>続きを読む『ママと娼婦』の翌年公開のジャン・ユスターシュ長編第二作にして遺作。彼が遺したのはあと短編・中編数作のみです。ユスターシュが少年時代を過ごしたペサックの田舎町、ナルボンヌの町並みを舞台に郊外ロケがほ…
>>続きを読む彼の2作目にして最後の長編映画作品で、第9回モスクワ国際映画祭に出品。祖母の田舎の家での平穏な生活から、母親の手狭なアパートに追いやられ不安定な思春期の少年をマーティン・ローブが演じる。…
>>続きを読む© Les Films du Losange