クリアな画質で再見して認識が激変。坂本武の喜八物と言っても前作「出来ごころ」と全く風情の違う、河原乞食ドサ回一座の集団劇と、坂本の愛人飯田蝶子、その子三井秀男との人情劇が見事融合した小津安二郎監督の…
>>続きを読むこの映画を見るにあたって、あからさまに再映画化された「浮草」の相対的な偉大さを確信していく行為は重要でない。ここにある徹底された小津の説話論的な構造の響きを確かめていくことこそが重要なのだ。
例えば…
神保町シアター「フィルムでよみがえるーー白と黒の小津安二郎」
ピアノ伴奏:神﨑えり
サイレント+フィルム上映+ピアノ伴奏の組み合わせが、身震いするほど本当に良かった。90年も前の映画が、こんなにも…
傑作。
ひと所に落ち着くことなく旅を続ける坂本武は、『捜索者』のジョン・ウェインのようだ。女をやたら殴る暴力性も、『捜索者』っぽい。
線路を挟んだ三井弘次と坪内美子の逢瀬のシーンが素晴らしい。線路脇…
小津作品の中でも特に完成度の高い作品であり、日本の無声映画を代表する作品のひとつ。
人物把握に置いていかれたが、ストーリーが分かりやすく、活弁士さんも良い世界観を出している。
小津調と呼ばれる、ロ…
マツダ映画社