喜八物と呼ばれる3部作の第2作。
旅芸人一座の座長・喜八が公演の合間に昔の愛人・おつね+隠し子・信吉と生活する。
一座の役者で現愛人・おたかに見つかってしまう。嫉妬したおたかは一座の若い女優・おと…
小津安二郎3本目。
松田春翠のネタバレ活弁入りで観た。
ネタバレ活弁のくせに、おときの説明が分かりづらくて、途中まで喜八の娘なのかと思いながら観てしまった。旅役者と恋をしてはいけない理由もよく分から…
活弁入り
旅役者一座
喜八…座長、新吉には地に足をついた生活をさせたくて父の名のりはせず「おじさん」、仕送り
おつね
新吉…喜八とおつねの子、父親は役場の人間で死んだと聞かされてる
おとき…おたか…
とんでもないどんずまりというのは小津映画には待っている。今作も鮮やかにその方向へと邁進し、だんだんハラハラしていくわけで。ほろ苦い。今作は後に小津本人がリメイクしてカラーで撮っている。未見だから楽…
>>続きを読む"世は回り持ち"。浮草のように一つところにとどまることのない人生。
1934年。日本人は貧しく、堅気でない商売人も多かったのだろう。
その時代のひとつの"家族"を描き出す。
旅役者一座の座長喜…
〈活弁入り〉弁士:松田春翠
セルフリメイクした「浮草」よりも、こらちの方が断然好みだった。
溢れる人情味、味わいのある活弁での台詞。(初めて観たけれど活弁作品ってすごい!弁士さんのユーモラスかつ豊…
映画浮草物語も小津安二郎監督の作品だったのか。
浮草物語、原作を本から読みたかったがアマプラで放送終了間近だったので映画を先に見てしまった。こんな内容だったの?!全く予想外の話。浮草って、そういう…
60点
田舎の芝居小屋(大黒座)に市川喜八一座がやって来た。
この土地は座長喜八にとって特別な場所。
小料理屋「鳥屋」の女将おツネ。そして2人の間に産まれた子、信吉が住んでいる。
その話は妻のお…
本作はチャップリンを思わせる笑って泣ける悲喜劇だが、小津のトーキー映画で幾度となく見せつけられてきた構図やカメラワークの基礎がここにあると考えるだけで何とも感慨深い。台詞や音響の編集で誤魔化しの効か…
>>続きを読むマツダ映画社