小津安二郎監督『浮草物語』を活弁士と楽団付きで鑑賞。
活弁士/片岡一郎
楽団/カラード・モノトーン
旅芸人一座の座長である喜八(坂本武)は昔子供を産ませた女(飯田蝶子)がいる田舎町へ興行に行くこと…
旅役者一座の座長が、田舎町で隠し子と交流するも、それを女房に知られて…な人情ドラマ。
1929年(昭和4年)公開。小津安二郎監督。
89分の無声映画を活動弁士付きで鑑賞。
後年リメイクされたカラー版…
リメイク版である『浮草』は小津スタイルと大映スタッフの技術が合わさった傑作であったが、馴染みのスタッフ&キャストによる本作も画としては地味ながらも旅芸人の侘しさが全編に漂う好編に仕上がっている。
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クリアな画質で再見して認識が激変。坂本武の喜八物と言っても前作「出来ごころ」と全く風情の違う、河原乞食ドサ回一座の集団劇と、坂本の愛人飯田蝶子、その子三井秀男との人情劇が見事融合した小津安二郎監督の…
>>続きを読む前作に続いてキネマ旬報の年間ベストワンの座を得た小津安二郎による"喜八もの"の2作目。
旅芸人一座で座長を務める喜八がかつての愛人との間にもうけた息子と再会したことから繰り広げられる人情悲喜劇の物語…
生誕120年没後60年フイルムでよみがえる白と黒の小津安二郎@神保町シアター
伴奏付き上映。無声映画で映像の後に字幕が。他作品でも話したが、上映中、休むことなく伴奏し続ける。クラシックの交響曲だっ…
マツダ映画社