おかか

時をかける少女のおかかのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.5
2022-21
何度見たかわからない作品。
どんなに時を戻してやり直したとしても、そこに必ず歪みは生まれ、結局全てがうまくいかなくなる。魔女おばさんの言う通り、時間を操り、時を駆けるということは、駆けた本人には良いことしかなくてもその周囲には悪い影響をもたらしているかもしれない。自分のために強欲になれない人間が使うべき装置は、真琴のような、心優しい人に使われて本当に良かった。
とはいえ、何回もカラオケで歌ったり、冷蔵庫のプリンを食べ続けたり、野球の好プレーを連発したりなど、羨ましい時の使い方の連続だとも思った。
この作品の全ては、千昭と真琴の最後のセリフに集約されている。
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