パルパティーン

時をかける少女のパルパティーンのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.5
金曜ロードショーなどで見たことはあったけど映画館で公開されるということで見てきた。こういった再上映をしてくれるのは嬉しい。

久しぶりに見てあんまり記憶がなかったけど、最高に面白かった。もう17年前の映画とは思えないほどのアニメーションだった。細田守監督のあの別世界の描き方が好きである。あの世界観がサマーウォーズにつながってくると思うとなんか感慨深い。

見るタイミングというのは時には自分にブッ刺さる時がある。「人生の選択」についていろいろ悩んでいて先輩にいろいろご教授してもらった次の日に見たものだから、もうブッ刺さり。タイムループはできないけどもしできるなら最初の選択をミスった頃に戻りたい。青春映画だからこそそのような気持ちになった。改めて青春っていいなと実感した。青春してこなかったからこその後悔と羨ましさがある。過去はもう変えられないので、これからをどう過ごしていくかを決心できた。

挿入歌のタイミングがベストすぎて思わず泣いてしまった。そして最後の「未来で待ってる」もうこれで自分はKO。最近映画で泣いてないなと思って、少し自律神経が和らいだなと思う感覚があるくらい心が落ち着いた。久しぶりに涙活しようかな。

会社の同期が1番好きな映画が時をかける少女と言っていたけど、その理由がわかったかな。

これからもいろんな映画の再上映が盛んになっていくことを期待している。


2023年71本目