くれあ

時をかける少女のくれあのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
5.0
私が最も好きな映画。初めて見たのは2007年の金曜ロードショー。すぐDVDを買った。それからテレビでの再放送はもちろん、再上映のニュースがあれば必ず足を運んでいる。
タイムリープの謎も作画崩壊も、ストーリーと主題とキャラクターの魅力の前には、全部どうでもいい。純粋に作品として好きだし、自分自身の青春を思い出す鍵としても好き。幕間の風景、黒板や図書室や体育館や自動販売機の光り方まで、記憶と重なって泣ける。
主題歌のガーネット、変わらないもの、そのシーンも曲自体も素晴らしい。
人間である以上、いつまでも全てを忘れずにいることはできないし、今すぐ会いたかった気持ちも移ろいゆくだろう。しかしこの映画を見るとき、私は当時に帰る。当時の自分の見ていた景色を見て、感じたことを感じることができる。思い出さなくても大丈夫なのだ。ありがとうしか言えない。
くれあ

くれあ