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時をかける少女のoimoのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
5.0
永遠の殿堂入り夏アニメ。
何回観ても爆泣きしちゃいます…。
仲里依紗さんの声優としてのお仕事が本当に秀逸過ぎる。

学校の何気ない風景や夏の入道雲を映し出すのにかなり贅沢に時間を使っていて、このゆとりが心地良いし夏のなぜだか緩やかに感じる時間の流れや遠ざかり過ぎてもう消え去ったと思ってたあの頃の眩しさを鮮明に思い出させてくれる。それだけでもう胸がぎゅんぎゅんしてくる程切ない。


真琴と功介の関係
真琴と千昭の関係

学生時代の友達程得難く尊いものは無いなと大人になった今は思う。永遠の強さなのに儚い。

分かってたのに見ないフリした、無かったことにした誰かの気持ち、自分にもあったな…。

これは私の勝手な想像だけど、功介ももしかしたら真琴のことが好きだったんじゃないかな?だけど千昭が現れたから、千昭が凄く本気だったから、千昭のことも真琴のことも大切だったから、言わないまま諦めたんじゃないのかなぁ…と、ちょっと思った。
そういう、確信してるのに最後まで絶対言えなかった気持ちも、あったなぁ…。
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