たむランボー怒りの脱出

シマロンのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

シマロン(1960年製作の映画)
3.5
アンソニー・マンの長尺西部劇。ロケーションやセットの高低差を活かしたアクション等で魅せるいつもの冴えは見られないけど、ギャングの三人が学校に立てこもる場面のカットで変なのがあり印象的。グレン・フォードが小学校に向かって歩いてくるのを2人のギャングがそれぞれ覗いている2つの窓から撮っているのだが、その2カットがあまりにも似ていて、同じカットのように見える。結果的にグレン・フォードが2人いるように見えて、おかしくて良かった。
あとはやっぱり土地争奪戦の壮絶さ。死人がジャンジャン出るし交通事故起こりまくりだし、弱者だけが次々に轢殺されていくっていうとんでもない残酷な光景が、わりと短時間で次々と。