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リトル・ダンサーのandlove804のレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
4.0
【家族、夢、ジェンダー、色々あるけど、諦めなければ未来は明るいのだ!】

今、見ることができてとてもよかった。そんな作品です。今年いろんなことがあって、不安を抱えたり、これから先のことを思って苦しくなる瞬間もありましたよね。だけど、この映画の最大のポイントは、今苦しくても、きっと未来は明るい!ということ。

そして、努力し続ける人をみんなが馬鹿にしても、応援してくれる人が、必ずいるということ。全て綺麗事に聞こえるかもしれません。所詮フィクションでしょ、と思うかもしれない。いいんです。心がパッと明るくなったし、来年こそは今よりきっとよくなると思えました。それが、映画やエンタメの持つパワーですよね。

バレエダンサーを目指すビリーは、家族に反対され、自分の本当の気持ちに蓋をしようとします。でも、諦められない。踊ることが好き。湧き出てくるんです。その思いは、多くの人たちの心を動かしていきます。猛反対されぶつかり続けるお父さんが、たまたま彼の踊っているところを見つけるシーンがあります。挑発するように、ビリーがお父さんの前で踊り始めます。もう、感動!一心不乱に踊る彼の姿にドキドキしました。

生きていくことだけでも大変な時代に、夢を叶えたいと心から願い努力する少年の気持ちに寄り添うと涙が出ます…
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