marnim

リトル・ダンサーのmarnimのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤は家族内がギクシャクしていて、家庭崩壊すら感じさせる嫌な雰囲気であった。
しかし、後半にかけて父と兄、亡くなった母の慈愛のこもった手紙も含めて、映画は一気に強い家族愛へと振り切っていく。
特に仲間から裏切り者と罵られながらも、ビリーの未来のため「スト破り」をしてまでも金を稼ごうとする父の行動は、この映画最大の魅せ場であり胸が熱くなった。
ただ、ウィルキンソン先生との関係が冷めた関係で終わってしまったのは残念であった。
ビリーが成功を手にできたのは、自らの努力と才能はもちろんあっただろうが、その才能を見出し指導してくれた恩師ウィルキンソン先生がいたからこそ。
ロイヤルバレエ学校合格の報告もよそよそしく感じた。
marnim

marnim