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リトル・ダンサーのmireiitoのレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
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リトルダンサー
スティーヴン・ダルドリー監督
主演 ジェイミー・ベル
2001年
スティーヴン・ダルドリー監督の一作目にしてオスカー候補になった作品。


冒頭のシーン、ベッドの上で飛び跳ねる少年がとても印象強く残っています。
ストライキの時代のイングランドの炭鉱町のある家族のお話。
労働階級者の炭鉱夫として働いていた厳格な父と兄、そしてバレエダンサーを夢見る少年。
少年が夢見る目標を目指すことは簡単なことではなかった。
父親は男なら強くなれとボクシングジムに通わせ、当時のイギリスでは女性のためとされていたバレエに興味があるなんて言い出せず、秘密で練習を続けていた。
練習していくうちに少年はどんどん上達していき、夢中になっていった。バレエの先生は少年に自分が果たせなかった夢を重ね合わせ、期待した。
先生はバレエの名門校にいくことを進めたが、お金がかかるので家族のことを考えると難しい問題だった。少年は悔しさをダンスにした。
父親も兄もバレエを許さなかったが、少年のダンスを目にして変わった。
少年に夢を叶えさせたいと、炭鉱の仲間を裏切ってまでお金を稼ごうとした。
少年に夢を叶えさせたいと、父親は泣き崩れた。
このシーンは本当に感動しました。
仲間の協力があり、少年は学校に行くことができた。
家族の愛を感じ、惜しみながらも大好きなダンスのために一人で旅立った。
15年後、バレエダンサーになった少年は愛する家族が客席にいるステージでスポットライトを浴びながら堂々と踊る。
その後ろ姿にまた、感動した。
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