〜前置き〜
映画自体は子供の頃に何度もみたけれど、
改めて原作を読んだので、そちらの感想になります。
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ふつふつと感じている社会への窮屈さ
そんな自分の心を整えてくれる作品。
例えば
道端の石は想像力により
色んなモノに変化する。
そこから沢山のストーリーが生まれる。
この想像力は、クリエイティブな能力と
問題解決能力を育て
なにより人格や人生を豊かにしてくれる。
いつからか
完璧なオモチャを貰うようになる。
友人達もみんな持ってるような。
大人も自分の経済力を誇りに思うだろう。
子供もそれを魅力的に思い
熱中し時には自慢する。
しばらくすると、
遊び方が限られている事で退屈し
また新しいものを買ってとねだるだろう。
お金がないと生きていけない社会。
それでも人の価値はお金と生産性ではない。
本当の豊かさが通帳に書いてあると思う?
世の中には
人を簡単に黙らせる言葉が沢山ある。
それは、自分の中にある素晴らしい世界観
価値観、美しいと大切にしているモノ、
夢や希望を恥ずかしく思わせたり
汚されたように感じる酷い言葉。
本当に恥ずべきはその言葉を向ける行為なのに。
モモの存在が豊かさを取り戻してくれる。
太陽と月で時間を感じていた頃のように。