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六番目の幸福のlemmonのレビュー・感想・評価

六番目の幸福(1958年製作の映画)
4.2
16年ぶりの鑑賞。


中期のバーグマンのベストと思っていたが、長尺なのでなかなか見る機会を自ら失わせていた。が、、、観終わって、、、本作、、、そうだった!、、、内容ほど重くなく、バーグマンが軽やかにヒロインを演じている(ドラマティックな要素はあったが)。
初見もあっという間だったなあ。

早くもっかい観ておけばよかった😊。

一部西洋人が中国人演じていたり、まあこの手の作品はツッコミどころはあるが、本作はバーグマン演じるヒロインが信念を持って突き進む様が心地よく、ラストも感動というより、「よくがんばったなあ😆」と素直に思えた。
バーグマンのガタイの良さも活きている。

抑揚もあり、壮大でスケールの大きな大河ドラマ。登場人物たちも魅力的で、ゆえにいろいろとじんわりくるシーンも多い。

六番目の幸福。
個人個人で違う。
ふんわりとそのメッセージも勝手に感じれて素敵な作品。

見返すとクルトユルゲンス演じる西洋と東洋のハーフの将軍とヒロインの大人の恋愛要素も良かったなあ🥰。


ヒロインのグラディスが伝道師としてなぜ中国に渡ったのか?
あと伝道師って何ぞや?
そのあたりはあまり踏み込んではいない。

本作では中国文化の否定はしていないように思うし、キリスト教も押し付けてはいない。そこがまた自分にとって大きかった。
教えの押し付けはほんと鬱陶しい。

ただまあ、伝道師、、、その存在は不思議だ🤔。
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