とり

アイアンマンのとりのレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
4.6
超おもしろかった!
お金持ちのヒーローといえばバットマンが有名だけど、アイアンマンはそれに加えて超天才ってところがカッコいい。
シリーズ物一作目の楽しみである、ヒーローに目覚めるまでのあれこれがとても細かく描かれていて凄く楽しめました。
バットマンは財力に物を言わせてパシリどもにお任せだったけど、アイアンマンはひたすら自分一人でコツコツ作っちゃうというのがいい。現場主義。
助手のロボットアームも自作だし、各種ツールもなにげに凄いハイテクっぽい。
確実に試行錯誤を重ね、みずから実験台になって失敗しながらも物凄いテクノロジーを生み出す・・・これは筋肉バカにはぜったいにマネできない職人気質!
武器商人としての自覚とかその後の悩みとか、全て自分一人で考え解決しているところも憧れます。なんて強い人なんだ。
アイアンマンのデザインもつるっとしてて微妙にダサいところが可愛い。
コンピュータが提案する全身金ピカのデザインも良さそうだったなぁ。ボツにされてたけど。
マスクの中の視界画面ツールの描き方とか、異様に細かい変身シーンもしびれました。
試作品のシーンはとてつもなく突き抜けてて爽快感が物凄いです。
脱出というシチュエーションもあるからですが、演出が凄まじい。まさに漫画です。
炎に飲み込まれるところなんて、あんな鉄の塊の中に入ってたら蒸し焼きになってしまいそうですが、けっこう平気らしい。特殊装甲っぽいけどいくらなんでも!
総じてアクションシーンの出来が素晴らしかった。空軍との空中チェイスも演出うまい。
ヒロインがグイネス・パルトロウ!これは知的な美しさが凄く良いです。アメコミのヒロイン合格。
とてもいい人っぽい見た目の黒人俳優テレンス・ハワードもいい立ち位置をゲットしてました。なぜかエンドロール後に何の脈絡もなく出てきたサミュエル・L・ジャクソンと好対照な存在感。
TOHOシネマズ流山おおたかの森
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