群青

アイアンマンの群青のレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
3.8
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのマーベルスタジオ制作映画。ここまでの破竹の勢いがあったのは今作のおかげ!!

今作は壮大なストーリーとなるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の記念すべき第1弾!

そもそもMCUとはアイアンマン、ハルク、キャプテン・アメリカ、ソーなどのマーベルアメコミキャラが同じ世界観を共有してますよっていう設定。ハルクの作品にアイアンマンが出たり、ということ。
つまりは映画史史上最大のヒーロー達のお祭り騒ぎを起こすシリーズなのだ笑
単品を見ておくとアベンジャーズが数倍楽しく見れるという寸法。
そして今回はアベンジャーズの中心人物であるアイアンマンのお話。
あっ、因みにバットマンやスーパーマンは会社自体が違うので出ません。XMENやファンタスティック・フォーは同じマーベルだけど映画会社が違うので出ません。大人の事情って大変だね笑


アイアンマンはトニー・スタークっていうお金持ちで、兵器好きで、女好きで口達者で、でも心は意外と繊細な奴笑
こいつがテロリストに拉致され、自分の兵器がどれだけ人を苦しめているかを痛感する。そして自分もその兵器で死にそうになり、辛うじて胸にアーク・リアクターっていう超強力電池をつけることで死を免れる。改心して命からがら脱出したトニーは平和を目指すためアイアンマンを作る!


なんてったって魅力はアイアンマンそのもの!トニーが試行錯誤を繰り返しながら作っていく過程がワクワクで面白い。
特にお披露目となるマーク3(スーツの型番)のデビュー戦!ミサイルを打ち込み、爆発をバックに歩き去る、なんて超クール!
普通、こんなの着てマッハで飛んだり、大砲打ち込まれたら、衝撃とかなんやらで痛い筈、というか死ぬけど、スーツがリアルで違和感がない笑 むしろ本当にありそうとさえ思ってしまうんだよなぁ!後は言わずもがな装着シーン。ガチャン!ネジがジャキジャキジャキ!ウィーン!チャキ!
日本でいう変身!って感じでかっこいい!すみません、擬音ばっかりで笑 でも見て下されば分かります笑


もう一つの魅力はトニー役であるロバート・ダウニーJr.の演技力!彼の経歴(薬物問題)ゆえ、起用は絶対に無理と言われていたのだが、演技力で役を勝ち取った話は有名だ。
歯に衣着せぬ発言や戦闘中でもおちゃらけを外さない傍若無人な態度がカッコイイ!


トニーのイイ感じの雰囲気になるペッパー・ポッツはグウィネス・パルトロー。セクシーと可愛さを持った女性。MCUヒロインでも上位に入る美しさ!この人もイイ!
その他魅力あるキャラクターとしてはトニーの友人ローディ、トニーの相棒のAIジャービス、いつもトニーに怒られてばかりのロボ・ダミー、トニー達を救う長ったらしい組織にいるフィル・コールソン。そしてトニーの命の恩人インセン博士。彼はテロリストにさらわれた時のトニーの相棒だ。3でも出てくるし彼がいなければ今のトニーはいなかった。

ヴィラン(アメコミでは敵役のことをヴィランと呼ぶ)はテロリストのテン・リングスとトニーの会社の重役オバディアだ。テン・リングスは2でも3でもトニーに一枚噛んでる。一瞬だけマークが出てくるかな。
オバディアは典型的な金儲けオヤジ。なので少々小物臭がする。技術的にはトニーに劣るのでなんとかしてトニーの技術を盗もうとする。この辺が弱そう!っと思ってしまう所かな。


何にしてもアイアンマンのカッチョ良いCGを楽しむ映画。あとは随所でAC/DCなどの骨太ロックが聞ける所もグッドかな!


最後に、MCUで忘れてはいけないのがラスト後のオマケシーン。なんか眼帯つけたハゲのおっさんがアベンジャーズがどうとか言ってる。そう。彼はヒーローを集めてチームを組ませようとするのだ!ここからMCUが始まるぜ!

まとめると
・トニーは金持ちで態度がでかいが心は繊細。
・アイアンマンを“装着”することでヒーローになる。
・ペッパー・ポッツは美し可愛い。
・テン・リングスはトニーのライバル。
・インセン博士GJ。
・最後のおまけのハゲはアベンジャーズのまとめ役。
・フィルは地味なようで役に立つんです。
・“人工知能”の執事ジャービスはトニーの相談役であり話し相手。空気も読める。

だ!!まだ他作品との関連は少ないけどこれくらいは覚えておこう!

次はインクレディブル・ハルク!
群青

群青