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散歩する惑星のsoのレビュー・感想・評価

散歩する惑星(2000年製作の映画)
2.5
「ホモサピエンスの涙」がとても良かったので鑑賞。
わかるようなわからないような。もやもやが残る。

本作も「ホモサピエンスの涙」も、人間の滑稽のショーケースのよう。
「ホモサピエンスの涙」ではそこに歴史的視点やら神の視点みたいなものが加わることで「人間ってどうしようもないよな」と、最終的に何故か親が我が子を眺めるような気持ちで、人間の様々を見守っている自分がいた。
本作ではただただ人間の滑稽の現在と未来だけが見せられているようで、もしかしたらそれらも笑い飛ばすのがロイ・アンダーソン的鑑賞法なのかもしれないけど、自分は笑いのボーダーラインを踏み越えられなかった。

ワンシーンワンカット、緻密に計算されているであろう時間と空間から監督の意図をできるだけ汲み取るために、今後はロイ・アンダーソン作品は映画館でしか観ないことにしよう。
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