まごー

血と砂のまごーのレビュー・感想・評価

血と砂(1965年製作の映画)
4.7
すでに日本軍は全滅。それでも取り戻さなければならない要所があった。その奪還の命を受けた三船敏郎。しかし、彼に与えられた仲間は銃すら触ったことのない軍楽隊の少年たちであった。。。

トランペットにトロンボーン。
クラリネットに太鼓。
ホルンにチューバ。
ひとりひとり大事に楽器を抱えて最前線へと向かう。

岡本喜八監督の作品のなかでも特に反戦色が強い。そして何よりわかりやすい。
ラストの数分間の畳み掛け。

独立愚連隊的な面白さ(サスペンス要素に、アクションとしての面白さ、個性的なキャラクターの魅力)をそのままに、
強烈なカタルシスを残していく。
すんごい名作だった。
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