真栄田

血と砂の真栄田のレビュー・感想・評価

血と砂(1965年製作の映画)
3.5
好きなシーンは沢山有ったし、好きなキャラも沢山居たんだけど
トータルで観ると、少し散漫な印象
もうちょいキャラの人数を絞って欲しかったっす

ザックリ言うと
『独立愚連隊』シリーズをシリアス成分強めにした感じ

後に『日本の1番長い日』で
日本本土を舞台に8月15日を描くけど
今作では中国戦線での8月15日を描いている
2作を比較して観ると、更に面白いかもしれない
ただ、慰安婦さんとかガッツリ登場しちゃうから
BSとかでも今じゃ放送できないんだろうなぁ

作中に登場する音楽隊の青年達の姿が
後に岡本監督が撮る『ジャズ大名』の奏者達に重なって観えたので
やっぱり、監督の言いたい事は晩年までブレなかったんでしょうね

とりあえず、キャストさん達は全員最高だった
三船敏郎と佐藤允と仲代達也は安定の格好良さだったけど
終盤の天本英世が個人的にはMVPでした
真栄田

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