こぅ

ウォーク・トゥ・リメンバーのこぅのレビュー・感想・評価

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50/'24

ニコラス・スパークス原作、
【ヘアスプレー】のアダム・シャンクマン監督による、
【ラヴ・ストーリー】の優等生。

偶には、
敢えてベタ覚悟のラヴ・スト チョイスの巻〜。


ノースカロライナの小さな港町ボーフォート。
両親の離婚に傷つき、反抗的な生き方をしてきたランドン(シェーン・ウェスト)と、優しく純粋で、強い信念を持って生きているジェイミー(マンディ・ムーア)。
全く別々の世界に生きていた2人だったが、課外授業で一緒の時間を過ごすうちに、いつしか惹かれあい、戸惑いながらも恋に落ちる。
しかし、それが人生を変えるほどの真実の愛だと気づいた時、ジェイミーには愛する人に伝えなければならない、悲しい秘密があった…。


★脚本
冒頭から悪ガキの集まり〜警察沙汰になる 若気の至り な小事件。
これは、主人公、ランドンの後の転機となるエピソードとして重要。
そして、教会での課外授業での相手役、見た目が地味なジェイミーの登場。
ジェイミーは嫌われ者ではないが、友達はいないちょっと変わり者というキャラ。
スムーズな滑り出しだ。

悪ガキと、父が牧師の信仰/信者娘。
真逆の2人の片親同士は共通点。
ランドンは、交際を許してもらえるのか⁈
悪ガキ仲間から脱せるか⁈

ラヴストの
安心定食設定と展開に、泣かせの王道が詰まった 幕内弁当 だ!
ガキの頃のバカは大いに良いが、
いつ気付くか⁈成長出来るか⁈が問題/大事だろう。
なるべく早くの方が人生勝ち。
本作では、お互いにとって良かった出会い。

誰もが予想通りの結末を迎えるが、


締めは、
湿っぽくない。


★総評
究極のベタ脚本でも、
変に 泣かせ/あざとい劇的 な演出を狙ってない/ナチュラルな仕上げ方に好感が持てる。

奇跡は起きなかった⁈
いや、起きたんだ、それは幸せと一緒で、各人の捉え方次第、というテーマを訴え、達成されている。
転機になるステージにしろ、赦しにしろ、運命/奇跡の受け入れにしろ、宗教 を説教臭くせず スパイス にしているのは間違いないだろう。
こぅ

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