スラバヤ

幻の女のスラバヤのネタバレレビュー・内容・結末

幻の女(1944年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

フランチョット•トーンの手に光を当てるだけで、過剰なアップをすることもなく、徘徊する手の異様さを演出してみせる素晴らしさ。あの人工的な笑み、オブジェだらけの家。尾行シーンの誰もいない駅、ドラマーの揺れとハイヒールの弾み。ドラマーがトーンの影に飲み込まれて死を暗示させる。そしてそれはトーンが死んだ際の扉の黒に反復される。終盤の電話と椅子、扉のサスペンス。光る手のオブジェ。
スラバヤ

スラバヤ