代官山蔦屋書店映像

バンカー・パレス・ホテルの代官山蔦屋書店映像のレビュー・感想・評価

バンカー・パレス・ホテル(1989年製作の映画)
3.8
バンカーパレスホテル。
そこは旧世界の終わりを告げる場所ー。
給仕するアンドロイドはみなどこか壊れている。
ホテル内に居つくカラスが不吉を表す。
謎の男、得体の知れない女、暇を持て余す政府の要人たち、いつまでも姿を現さない“閣下”。
荒廃し殺伐としながらも随所に散りばめられた近未来的かつ奇妙な世界観に、これぞSFと、好奇心が刺激される感覚を思い出す。
全編にわたって流れる不穏な音楽はまさに鎮魂歌。