映画漬廃人伊波興一

帽子箱を持った少女の映画漬廃人伊波興一のレビュー・感想・評価

帽子箱を持った少女(1927年製作の映画)
4.3
解説不要。
ジャンルとしての映画の可能性をスターリンが権力を掌握していた旧ソ連時代に、(喜劇)を自分の双肩にかけて追求した勇気は賞賛に値します。
21世紀の現在、バルネットの映画を観れる事自体に幸福を認めるべきだし、ロシア国民は特に改めて自国の誉れに目を向けて頂きたい。
ボリス・バルネットの映画が時代の節目に深く顕彰されていれば現在の大統領の出現は回避出来ていたかもしれないのだから。