ボリス・バルネット監督、ボリス・フランツィッソン、ボリス・フィリシン撮影。
ドタバタ喜劇やジャズなど、20年代のソ連がアメリカ映画や音楽の影響を受けていたことが分かる資料としても興味深い。
バルネットがチャップリンなどのアメリカのコメディに影響を受けていたことは明らかにしろ、バルネットの興味が撮影技法にも向いていたことが分かるショットがいくつかあり、男女のクローズアップをフォーカスチェンジ見せるショットや帽子を被ったアンナ・ステンが大きい目をキョロキョロさせるクローズアップなど、遊び心あるショットが面白い。